大山歯科クリニックのSDGsへの取り組み

大山歯科クリニックのSDGs

SDGsとは？

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

SDGs

世界中の誰一人として
取り残さない

SDGs（エス・ディー・ジーズ：Sustainable Development Goals）とは“持続可能な開発目標”と訳されていて、2015年に国連で採択されました。

世界の様々な国・地域での貧困をなくすこと、質の高い教育の機会をすべての人に公平に提供すること、国内や国家間の格差の是正、エコロジー、ジェンダーレス、そしてグローバルなパートナーシップなど、17の目標とそれらを達成するために必要な具体的な169のターゲットで構成されています。

SDGsで重要となるのが、“世界中の誰一人として取り残さない”というコンセプトです。

大山歯科クリニックは、このSDGsの考えに賛同し、吹田市千里山において歯科医療を通じて様々な形でSDGs達成に向けて取り組んで参ります。

SDGsへの取り組み

歯科医療を通して皆様方の永続的な
「からだ」と「こころ」の
健康づくりに寄与します

こうした理念を掲げる大山歯科クリニックとして、吹田市千里山においてSDGs達成に向けてどのようなアクションを起こしているのか、また今後どんな取り組みを行うことができると考えているのか、歯科医であり、医科大学病院に口腔病理医として在籍した経歴を持ち、歯科と医科の連携に注力する大山秀樹（おおやまひでき）院長に、大山歯科クリニックのSDGsへの取り組みについて聞きました。

Interview 01歯科と医科の連携が大切
モール内の各科のクリニックとの
深い繋がり

歯科医であり、医科大学病院に病理医として
在籍した経歴（日本病理学会口腔病理専門医）を
お持ちですが、
こうした経歴は診療にどのように
活かされていますか？

前職の兵庫医科大学では病理学の教室に所属し、歯周病と全身疾患との関りについて研究していました。特に糖尿病と中心とした代謝性疾患や循環器系疾患との関りに興味を持っておりました。
現在までの多くの研究調査結果によって、糖尿病患者は歯周病が悪化しやすい傾向にあること、また歯周病があると血糖コントロールが上手くいかず、糖尿病を悪くする場合があることが明らかにされてきました。

この観点からして、糖尿病などの全身疾患をお持ちの方には、医科と歯科が連携して治療を進めていくことが重要です。そうした治療体系を進めるにおいて、自身が体得してきた今までのキャリアは決して無駄ではないと考えております。
当クリニックは、メディカルモール内における「口腔科」として、歯科治療を通じて全身の健康の増進に寄与するために他の診療科の先生方と連携を取らせていただくことが大切であると考えております。

地域の医療機関との
連携についてはいかがですか？

大阪府済生会千里病院、済生会吹田病院とは繋がりが深く、歯科口腔外科の先生とはいろいろ連絡を取らせていただいております。また、吹田市歯科医師会の理事を務めていた当時は、外科手術等を受けられた担癌患者様に対して周術期に口腔ケアを行うことの重要性等について講演させていただいたりもしていました。
また、協和会病院糖尿病内科（朴孝憲先生）からは糖尿病患者様をご紹介いただいております。歯周病治療およびその後の口腔衛生管理を行うことによって、糖尿病患者様の健康管理の1パートを担うことができればと思います。

一方、当クリニックでは歯科金属アレルギー対策にも力を入れており、メタルフリー治療（お口の中の金属を無くし、セラミックなどの非金属に置き換える治療）を推奨しております。歯科金属アレルギーが疑われる患者様については、吹田市民病院皮膚科等の医療機関をご紹介させていただき、アレルギー検査を実施していただいております。そこで得られた検査結果を参考に治療計画を立てさせていただいております。

なお、当クリニックでは、メタルフリー治療を実施する際の応援プログラムとして“Metal Free Club（メタルフリー・クラブ）”を開設しております。メタルフリー・クラブについてはこちらをご覧ください。

地域住民の方々との連携活動は行っておられますか？

以前は歯周病を中心とした歯科疾患と糖尿病や循環器疾患を中心とした全身疾患との関連について市民公開講座等でお話しさせていただいておりました。
しかし残念ながらコロナ渦の今、そうした機会は極めて少なくなってしまいました。この状況が収まり、それら活動が再開されることを待ち望んでおります。

Interview 02“1口腔1単位”の包括的な歯科医療を提供
“予防管理型の治療スタイル”を基本に
お口の健康維持に貢献

日常の診療スタイルにおいて特徴となるポイントはどのようなことでしょうか？

当クリニックでは、予防管理型の治療スタイルをすべての患者様に提供することを基本としております。
「予防管理型」とは、悪くならないように予防・管理することを最優先に考える治療形態のことです。そして、この予防管理型の治療スタイルを展開していく上で基本となるのが包括的な歯科治療です。包括的な歯科治療とは、「詰め物が取れてしまった」あるいは「欠けてしまった」１本の歯のみを対象とした可及的な治療を行うのではなく、お口全体を1つ（1口腔1単位）として捉えて、治療計画に基づいた治療を行うことを意味します。
「木（歯）を見て森（口腔全体）を見ず」といった治療にならないように心掛け、「森（口腔全体）から木（歯）のことを考える」、さらには「木（歯）を見て森（口腔全体）を見て、地球（全身）のことを考える」、そのような診療の実践を心がけております。
さらに、当クリニックでは、歯科・医科にまたがる知識・経験を活かし、全身の健康状態を留意した上で様々な口腔疾患に対する治療を行わせていただいております。全身疾患をお持ちの患者様でも安心して治療を受けていただけます。

訪問歯科診療は行われているのでしょうか？

当クリニック通院中に高齢や病気などで通院が困難になった方、あるいは吹田市の訪問歯科健診を受診され、加療が必要と認められた方を対象に訪問歯科診療を行っております。
当クリニックに通院歴のない患者様についても訪問させていただくことは可能ですが、まずは吹田市歯科医師会に訪問歯科健診についてお問い合わせいただければと思います（Tel 06-6389-6881）。

訪問歯科診療を行わせていただくことにより、余儀なく通院できなくなってしまった患者様を含め、できる限り多くの地域の皆様の健康の増進に歯科医療を通して寄与させていただきたいと思います。

英語での診療にも対応可能ということですが？

日本語に自信のない英語圏の方の診療にも対応しております。これまでに数人の外国人の方からお問い合わせいただき、診療させていただいた実績があります。
近年、英語を使う機会が極めて少なくなったためコミュニケーション能力はだんだん下がりつつありますが、英語を介して外国人の患者様に対して歯科医療をご提供することが可能です。

クリニック内の働く環境、
またエコへの取り組みなどについては
いかがですか？

当クリニックは、スタッフ全員に対して積極的にスキルアップを求めることができる機会を均等に設けています。
全スタッフは、伸ばしたいと思う分野、学びたいと思う技術があれば、研修会や勉強会にどんどん参加することが可能です。そのためのサポートは惜しみません。
また当クリニックの歯科衛生士は、それぞれの患者様と向き合い、オーダーメイドの口腔衛生管理を実践させていただくことに努めております。それら様々な経験を積み重ねることによって、知識の引き出しを増やし、スキルアップしております。また得られた情報については、ベテラン・若手を問わずすべてのスタッフが共有し、お互いに切磋琢磨することに生かしております。それぞれが医療スタッフとしての自覚・充実感を持って働き、そして成長してもらえるものと思っています。

一方、エコに対する取り組みについては、クリニック内の照明にLEDを使用するなど、小さな取り組みを1つ1つ積み重ねていくようにしています。

Interview 03歯科・医科の連携を進めて
地域の患者様の健康が守れる
環境・体制を

最後に、大山歯科クリニックの今後の展望は？

医科と歯科の連携を広く深く整えることによって、今まで以上に地域の患者様の健康の増進に歯科医療を通して寄与することです。
現時点では「ごまめの歯ぎしり」としか聞こえないビジョンではありますが、これらの展望を実践するためには、同じ考え方を共有できる仲間を増やし、医科さらには行政に働きかけることも必要になろうかと思います。その際には、今まで培ってきたキャリアを生かし、その役割を果たしていきたいと思います。

医院紹介

医院名	大山歯科クリニック
院長	大山秀樹（おおやまひでき）
住所	〒565-0842 大阪府吹田市千里山東4-6-10 ウェストフィールド7 2階
TEL	06-6378-6480
アクセス	・阪急千里線「千里山駅」より徒歩15分・JR東海道本線「吹田駅」よりバスで10分・駐車場完備 ※当院があります「ウェストフィールド7」の駐車場をご利用ください）